オゾン発生器を使う際の「適正なオゾン濃度」ってどのくらいですか?

オゾン発生器を使う際の「適正なオゾン濃度」ってどのくらいですか?

ご使用の製品が、業務用オゾン発生器か家庭用オゾン発生器かによって異なります。

オゾン発生器を使用するうえで、適正なオゾン濃度を知ることは重要です。
言ってしまえば、それさえ知っておけば絶対に安全です。
ですから、業務用・家庭用問わず、これを機会に是非「適正なオゾン濃度」を知っていただければと思います。

以下、詳しく解説します。

適正なオゾン濃度とは

適正なオゾン濃度とは
オゾン発生器を使用する際の「適正なオゾン濃度」とは、安全が確保され、なおかつ効果がある濃度を指します。
いくら安全でも効果がまったくなければ意味がありませんし、逆に、効果が高いからといって安全性が脅かされてもなりません。
つまり「ちょうどいい塩梅(あんばい)」それが「適正なオゾン濃度」ということになります。

適正なオゾン濃度は環境によって異なる

適正なオゾン濃度は環境によって異なる
適正なオゾン濃度は人やペットがいる環境なのか、そうでないかで異なります。

人やペットがいる環境/有人環境

有人環境で使用するオゾン発生器は「家庭用オゾン発生器」と呼ばれます。
有人環境=家庭用オゾン発生器と思っていただいて結構です。
「有人」とは主に「人がいる」ことを指すわけですが、当サイトでは人だけではなく、犬や猫などのペットを含みます。
有人環境の適正なオゾン濃度は「0.02〜0.05ppm」とされています。(あるいは「0.05ppm以下」とされることもあります)

人やペットがいない環境/無人環境

無人環境で使用するオゾン発生器は「業務用オゾン発生器」と呼ばれます。
無人環境=業務用オゾン発生器と思っていただいて結構です。
有人のときと同様、この「無人」には人だけではなく、犬や猫などのペットを含みます。
一般的に、オゾンを利用した消臭・除菌効果の目安として、家庭用製品では、0.03~0.05ppm程度で「除菌・消臭・鮮度保持効果」があるとされ、業務用製品では0.1〜0.9ppmで「除菌レベル」、1.0ppm以上で「殺菌レベル」とされています。
ただし特殊清掃などの過酷な現場では、2.0ppm以上のオゾン濃度で作業が行われるのが一般的です。

オゾン濃度をどうやって知るか〜濃度管理について

オゾン濃度をどうやって知るか〜濃度管理について
これも有人環境で使用する家庭用オゾン発生器と、無人環境で使用する業務用オゾン発生器で異なりますので、それぞれ解説します。

家庭用オゾン発生器の場合の濃度管理で知るべきこと

有人環境で使用する家庭用オゾン発生器は「オゾン発生量」と「適用範囲」この2点をもとにオゾン濃度が0.02〜0.05ppmになるように設計されています。(多くのメーカーでは、天井高を2.5mと想定しています)
※オゾン発生量や適用範囲を表示していない製品は、安全を確認できないため購入しないで下さい。
そのため、信頼できるメーカーという前提で、適用範囲さえ守って使用すれば安全かつ効果的であり、また、オゾン濃度測定器などは一切不要です。

業務用オゾン発生器の場合の濃度管理で知るべきこと

業務用オゾン発生器を利用して殺菌消毒作業を行う際は、個人が家庭用オゾン発生器を自宅で使用するときとは異なり、ある程度厳密にオゾン濃度知りたい、あるいは事前に予測したいというシーンが多いと思います。
もっとも良いのはオゾン濃度測定器があることです。
しかしながら、オゾン濃度測定器は高額な機器のため、研究機関や除染専門業者などでない限り、お持ちでないケースがほとんどでしょう。
オゾン濃度測定器はレンタルサービスを提供している会社もありますので、参考にして下さい。
参考 計測器・測定器のレンタルレックス

ただ、手元にオゾン濃度測定器がなくても、次の濃度計算式でおおよその実測値(※)を計算することが可能です。
※理論値より実際の数値に近い数字。

[1.まず理論値を出す]

オゾン発生量(mg/hr)÷容積(㎥)÷2.14=理論値としてのオゾン濃度
※2.14はオゾンの分子量を物質量で割ったもの。オゾンの分子量48を標準状態の22.4Lで割った値。
容積の出し方
室内空間の容積は「縦×横×高さ(天井高)」または「平米数×高さ(天井高)」で求めることができます。
たとえば50㎡の室内空間で天井高が2.5mだった場合、容積は「50×2.5=125㎥」となります。対象の室内空間に家具などがあった場合、その分容積は小さくなります。

[2.次に実測値を出す]
理論値が出たら、下記の式で「実測値」を求めます。

理論値としてのオゾン濃度÷3=実際のオゾン濃度(目安)
実際の殺菌消毒作業では、次の3つの影響を受けます。

  • 室内換気
  • 反応物(雑菌及び臭気物質)
  • 自己分解

そのため、それらの要素を加味すると、実際のオゾン濃度数値は理論値からおおむね1/3程度になります。(1/3程度で平衡状態になります)

たとえば、宿泊施設や清掃業・飲食店業などで多く使われているオースリークリア3のオゾン発生量は「600mg/hr」です。
50㎡・天井高2.5m(125㎥)の室内空間において、1時間オゾン放出した際のオゾン濃度を求める式は次のとおりです。

【理論値】
600(mg/hr)÷125(㎥)÷2.14=2.242(ppm)

【実測値】
2.242÷3=0.747(ppm)

※0.1〜0.9ppmで「除菌レベル」、1.0ppm以上で「殺菌レベル」とされているため、0.747ppmは「殺菌に近い除菌」と考えることができます。

時間について
オゾン発生量「600mg/hr」というのは1時間に600mgのオゾン発生量を意味します。上の式は1時間後の室内空間の濃度を表しています。2時間(オゾン放出時間)であれば2倍のオゾン濃度、30分であれば半分のオゾン濃度になります。

結論〜環境に合わせたオゾン濃度で安全かつ効果的に

オゾン発生器を使用するうえで、適正なオゾン濃度を知ることは「安全性」と「効果」の観点から非常に重要なポイントです。

家庭用オゾン発生器の場合、オゾン発生量と適用範囲(多くの製品が「適用範囲:◯◯畳」などと表示)をしっかりと確認し、その適用範囲を守って使用して下さい。

業務用オゾン発生器の場合は、オゾン濃度測定器や先に説明したオゾン濃度計算式を用いる方法であらかじめ、オゾン濃度の実測値を求めるなどして「除菌レベル(0.1〜0.9ppm)」なのか「殺菌レベル(1.0ppm以上)」なのかを把握しておくといいでしょう。

もし、オゾン発生器を利用した殺菌消毒作業でお困りの方は気軽にご相談下さい。

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