そもそも、オゾン発生器ってどうやって使うんですか?

そもそも、オゾン発生器ってどうやって使うんですか?

コロナ禍において、アルコール消毒液が品薄となり、その代替品としてオゾン水が認知度を上げ始めたと思ったら、今度は、奈良県立医科大学が「オゾンが新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を不活化する証明」という実験結果を発表し、今や過去に例がないほどオゾンが注目されています。
そんなこともあり、「猫も杓子もオゾン発生器」というのは大げさですが、コロナ禍以前と今では「オゾン発生器」として販売される商品数をみても、軽く10倍、もしかすると20倍以上に増えているかもしれない、という状況です。

そのような流れのなかで、オゾン発生量を一切表記せずに「オゾン発生器」として販売されている商品も多く、その効果や安全性を疑問視される方からのお問い合わせも増えています。そして、当サイトにお問い合わせいただく質問者様は「オゾン発生器を使ってみたいけど、そもそもオゾン発生器って、どうやって使うの?」という共通の「素朴な疑問」をお持ちのようです。

本記事では、オゾン発生器入門編として「オゾン発生器を初めて購入しようと思っているが、そもそも、オゾン発生器ってどうやって使うのが正しいの?」という素朴な疑問にわかりやすくお答えします。

そもそもオゾン発生器とは

オゾン発生器とは、殺菌消毒効果が高いオゾンを室内空間や車内空間に放出して、菌やウイルスを殺菌したり不活化し、高い衛生環境を維持するための機器です。
「空間除菌」という点において、よく空気清浄機と混同されるケースがありますが、2つの機器の役割はまったく異なります。
詳しくは「空気清浄機とオゾン発生器の違い」をご覧下さい。

どんな効果やメリットがあるの?

オゾンは、菌を殺菌したり、ウイルスを不活化する効果があります。
しかも、その効果がある範囲はアルコールや次亜塩素酸より広範囲であり、もちろん、あの新型コロナウイルスにも効果てきめんです。
殺菌消毒効果が高い物質は他にもあります。
しかし、そんななか、なぜこれほどまでにオゾンが活用されるかというと、オゾンは「殺菌消毒効果のみならず、オゾンには残留性がないため、安全性も高いから」です。
そのため「確実な殺菌消毒効果を安全に行なえ、高い衛生環境を効率的に維持できる」というメリットがあります。

オゾンについてもっと詳しく知りたい方は「オゾンとは」をご覧下さい。

どんな危険性やデメリットが考えられる?

オゾン発生器における危険性は「適切な濃度管理」これ1点です。
といっても、オゾン濃度を0.01ppm単位で注意する必要などまったくありません。
ここで言う「適切な濃度管理」とは、たとえば「オゾン発生量が多量なため、無人環境で使用すべき業務用オゾン発生器をご家庭などの有人環境で使用しない(※)」というレベルの話しです。
※業務用・家庭用については後述します。

なるほど。でも、不安なので、もっと詳しくオゾンの危険性や安全性を知りたいです…
オゾンのことを知りたいと思ってくれて嬉しいです。より詳しくオゾンの危険性や安全性を知りたい場合は「オゾンをフェアに評価すると「危険」だが「超安全」となる」をご覧下さい。

なるほどオゾン運営事務局

用途に合わせて、業務用製品と家庭用製品を正しく使うという前提で、オゾン自体に特別なデメリットはありませんが、あなたがオゾン発生器を購入するのであれば、その購入費用は決して安くありませんから、出費という意味でデメリットと呼べるかも知れません。

オゾン発生器の使い方

オゾン発生器には、次の2通りの使い方があります。

  • 人や動物がいない環境で一定の作業時間を確保して使う
  • 人や動物がいる環境で常時稼動させて使う

この2つの使い方を分ける理由は「オゾン発生量の違い」です。
そして、そのオゾン発生量の違いこそが「業務用」と「家庭用」を分けている理由になります。

【ここがポイント】業務用と家庭用で使い方が異なる

業務用オゾン発生器は、オゾン発生量が多量であり、そもそも対象空間に人や動物がいない「無人環境」を想定して設計されている機器です。
一方、家庭用オゾン発生器のオゾン発生量は業務用の1/500〜1/2,000程度のため、人や動物がいる環境下でも常時稼動させるなどして、空気清浄機感覚で使用することができます。
※私たちは日頃からごく微量のオゾンを吸いながら生きています。

用途 オゾン発生量 使用環境(※) 効果
業務用 無人
家庭用 有人

※使用環境:人だけではなく動物も含みます。

ちなみに、家庭用オゾン発生器の効果が「低」となっていますが、これはあくまでも業務用オゾン発生器と比較しての話しであり、たとえば、ハイグレードな空気清浄機に搭載されているオゾン脱臭機能などと比較すると、10倍以上の効果が期待できます。

医療施設でも使われている家庭用オゾン発生器
家庭用オゾン発生器のネックは、有人環境下での安全性を絶対的に確保するために、オゾン発生量が少量のため、高い効果は見込めないという点にあります。しかし、なかにはオゾンクルーラーのように「効果の高さ」と「安全性」を両立し、医療施設(有人環境)などでも使われている製品があります。

オゾンが多量であれば効果も高いが、多量ゆえに人や動物がいない環境で使用する必要があります。
一方、業務用と比較すると効果が低い理由は、オゾンが少量だからであり、それゆえに人や動物がいる環境下で使用できるということが、この表からご理解いただけると思います。
以上のことから、業務用と家庭用のオゾン発生器では、それぞれ使い方が異なります。今から「業務用」と「家庭用」に分けて、それぞれ具体的な使い方をご説明します。

業務用オゾン発生器の具体的な使い方

業務用オゾン発生器はオゾン発生量も多量であり「室内空間を人や動物がいない環境にして、多量のオゾンを放出・充満させ、一気に殺菌消毒する」ことを目的としています。
製品固有の使い方などはありますが、業務用オゾン発生器は次のような流れで使われています。

STEP.1
事前準備
人や動物は対象空間から退避して下さい。
※必要に応じて観葉植物なども室外に出しましょう。
STEP.2
運転開始
オゾン発生器を稼動させる。オゾン放出時間は使用するオゾン発生器のオゾン発生量や対象空間の広さによります。一般的に、対象空間のオゾン濃度は1.0〜2.0ppm程度で作業が行われます。モードやタイマーなど、製品固有の特別な使い方があるケースもあるため、詳しくは取扱説明書を確認して下さい。
STEP.3
待機
菌やウイルスとオゾンが分解する待機時間を必ず設けて下さい。待機時間の目安は概ねオゾン放出時間の3〜5倍程度。
STEP.4
運転停止・換気作業
オゾン発生器の電源をOFFにして、窓を開け、外気を導入するファンがあればファンも稼動させ換気を行って下さい。(換気を行うことで残ったオゾンはすぐに酸素に戻って完全無害化します)
STEP.5
作業終了
換気を行うと、分解しきれずに残ったオゾンも酸素に戻るため、オゾン臭がなくなります。オゾン臭がなくなれば、もうその室内空間に人や動物が入っても何ら問題はありません。
仮にこのときわずかなオゾン臭を感じ、微量のオゾンを吸い込んでしまっても、それだけで健康被害につながることはないので安心して下さい。
ただし、作業済みの空間をいつもどおり使うのは、オゾン臭がしなくなってからにしましょう。

家庭用オゾン発生器の具体的な使い方

家庭用のオゾン発生器は「適用範囲を守って、空気清浄機のような感覚で常時稼動させて使用する」ただこれだけです。
ただし、そのオゾン発生器を販売するショップや製造するメーカーが信頼できる場合に限って、です。
本記事の冒頭でもお伝えしたとおり、今オゾンの認知度や需要は急激に高まっているため、聞いたことがないような海外メーカーの製品がたくさん売られています。
そんななか、ひどいケースだと、オゾン発生量の表記もなく「家庭用オゾン発生器」として売られていることを複数確認しています。

安全性を確認できない製品
オゾン発生量を表記していない時点で、安全性が確認できないことは明白です。有人環境下で安全に使用できるレベルを超過するオゾン発生量や設計になっている可能性も否定できませんので、そういった商品は購入しないようにしましょう。

家庭用オゾン発生器は

  • メーカーやショップの信頼性
  • 適用範囲内で使用する

繰り返しになりますが、家庭用オゾン発生器は、この2点だけ注意していただければ、人や動物がいる環境下において、空気清浄機のような感覚で「24時間・常時稼動」で使うことができます。
ほとんどの家庭用オゾン発生器では、機器の電源をONにして室内のどこか平らで安定した場所に置くだけ、でご利用いただけます。
ただし、家庭用オゾン発生器のオゾン発生量がいくら少量だからとはいえ(オゾンのニオイを好き好んでクンカクンカするワンちゃんやネコちゃんはいないと思いますが)動物が機器に直接近づけないような場所に設置することをおすすめします。

利用シーンに合わせて選ぶ
業務用オゾン発生器と比較して、家庭用オゾン発生器は消費電力が小さいものがほとんどです。そのため、コンセントにコード差し込む以外にも、乾電池式や充電式などがあります。ただ、充電式の製品は便利な反面、他のタイプと比較して少し故障率が高いようです。あなたが想定する利用シーンに応じて選ばれるといいでしょう。

こちらでは、日本オゾン先端技術研究所が信頼性や実績、品質などを考慮したうえで「認定済み製品」として、業務用及び家庭用の製品をわかりやすくご紹介していますので、参考にして下さい。
【2020年版】日本オゾン先端技術研究所認定済みのオゾン発生器・オゾン水生成器

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